西塘

朱家角に行ってから、他の水郷にも行ってみたい!と思い、先日上海から車で約1時間半、南西にある西塘(táng:シータン)へ行ってきました。
トム・クルーズ主演のシリーズ作、ミッションインポッシブル3で西塘が舞台になった場所ということで、これは行くしかない!おすすめの見どころなどをご紹介します。

まずはじめに

ミッションインポッシブル3を観て、気分を盛り上げよう!!!
ということで、私は出発前日に映画を観ました。

ミッションシリーズは全て観ているはずですが、3の内容は全く記憶に残ってなかった・・・

舞台は後半から出てきます。
西塘だけではなく、上海の街や浦東のビル群、外灘の歴史的建築物や、"衡山路"とセリフの中に出てきたりしてきて、なんだか親近感がわきました。
浦東のビルは現在はまとまりよく形作られていますが、映画は2006年製作ということで、東方珠明塔はありますがビル群の景観も今と違います。

アクセス

西塘は上海市ではなく、浙江省嘉兴市になります。

私はタクシーで行きました。
タクシーの運転手によっては上海郊外には行けない運転手もいるので、流しのタクシーではなく滴滴出行から依頼するか、あらかじめ車をチャーターするのがおすすめです。
一式おまかせでお願いしたいという方は、ツアーが楽ちんです。

長距離バスなどは、バスターミナルまで行かなければならず移動に時間がかかるため、特に子連れ家族にはあまりおすすめできません。

アクセス
①上海旅遊集散中心総站から西塘ツアーバス
140元(往復。入場券代含む)9:30発 所要1時間30分
②上海長距離総合バスターミナルから「西塘」行き
37元 1日12便
③タクシー
250元~/1台片道

④車チャーター
950元~/1台(8時間)
>>車チャーター

⑤現地ツアー
750元~/1人(6時間)
食事、入場料、日本語ガイドつき
※一名様での参加は料金が異なります
>>水郷現地ツアー

地図

地図は、入口から入る時に申し出ればもらえるので、ゲットしておきましょう。
入口は数か所あるのですが、小さい入口には地図は置いていないかもしれません。
メインの入口は南側にある「南苑路」から入ります。
私はタクシーを依頼する時にこの入口を指定したのですが、なぜか北側の桐昌街の入口で降ろされました。そこの入口は比較的大きく、地図はありました。
インターネット上で見つけられなかったので、私が入手した地図を添付します。
xitang_map

入場料

各出入口で入場料を支払って入場します。
遊覧船などの各種見どころ入口で入場券のチェックをされるので、紛失しないようにしましょう。

入場料
大人:95元(約1550円)
子供:45元
高齢者:45元
※子供120cm以上150cm以下。120cm未満は無料
※高齢者60歳から69歳以下。70歳以上は無料

見どころ

煙雨長廊(廊棚)

烟雨长廊(yānyǔchángláng)。
トム・クルーズが走り抜けていた屋根付きの街路です!!!
長さ1km。雨が多いこの地方で、外から来た商人や旅人のために、雨宿りができるようにしたのが始まりだそう。
長廊の下にはたくさんの商店や民宿、民家が並びます。いい雰囲気です。

煙雨長廊

遊覧船

廊棚の景観に合わせて遊覧船の屋根も黒塗り。

西塘_遊覧船
のんびり遊覧船に乗るのもおすすめです。
遊覧船は3か所乗れるところがあります。私は来鳳橋付近から乗り、川を往復して下船場所は下西街の唐家弄付近でした。
30分くらい乗船していたと思います。

遊覧船料金
大人:30元
子供:20元
※子供100cmから120cm以下。100cm以下は無料

 

石皮弄

西塘は他の江南古鎮と比べて路地が多く、全部で122本。
最も狭い路地がこの石皮弄で幅80cm。
壁の塗装が程よく剥がれ落ちているのが古めかしくていい感じ。

石皮弄

こういう路地を入っていくのもおもしろく、進んでみたら宿があったり、普通の民家があったりします。

カフェでまったり

廊棚は川の片側にあり、対岸の通りは建物の少し奥に位置しているため、対岸の通りを歩きながら廊棚を見ることはできません(橋の付近と北柵街のあたりは見れます)。そこでおすすめなのが、廊棚の対岸にあるカフェで休憩。

川沿いにはテーブルとイスが置いてあるテラスが並んでいるのですが、ほとんどが宿の一室のテラスになります。

しかし、少ないながらカフェも見つけたので、ぜひ川沿いのテラス席でのんびり古い町並みと廊棚を眺めながらティータイムをおすすめします。
↓こんな感じで、廊棚を眺められます。

私が入ったカフェは、こちらのお茶屋さんの奥にあるカフェ。

おつまみとプリンとお茶のセットをオーダーしました。
お茶はいろいろな種類があり、人参烏龍にしました。お茶は美味しかったです!

もし宿泊できるなら、川沿いの宿に泊まるのも風情があって良さそうです(ただし、設備面は期待できないと思います。中国語を全く話せない方は何かと厳しいかな・・・)。
何より、西塘は夜が一番きれいと言われており、宿泊すれば夜の提灯の灯りがともる風景と早朝の朝靄の景色の両方を楽しむことができます。

お店

たくさんのお土産屋や食べ物屋さんが並んでいます。

子供が小腹が空いたというので、こちらの「冒烟冰淇淋」というものを買ってみました。

このまま食べるのかと思いきや、おじさんがもくもく湯気が上がっている鍋にこの大きな金平糖みたいなものを入れて転がし始めました。
20秒ほどで、それをカップに入れて渡されました。
つっ冷たい!!
これを口に入れると、温度差で口から白い湯気がふぁ~~~と出ます(笑)

カップは冷たくなるけど、金平糖(もどき)は乾燥しているせいか食べるとそれほど冷たくありません。

ちなみにこのお店は、↓こちらの地図の黄色☆マークのあたりです。
お茶屋さんのカフェは赤☆マーク。
(うる覚えなので少しずれてるかもしれない)
カフェとお店のmap

その他

他には西縁園という屋敷跡や博物館、瓦を展示する江南瓦当陳列館などがあるので、ご興味ある方はいろいろとのぞいてみてください☆

ルート

私は北側の門から入ったのですが、南苑路からの門が雰囲気満点で良さそうでした。
北東側にある第三駐車場からは、南苑路近くの第一駐車場への無料バスが出ています。

おすすめの時間帯

西塘は夜がいいとのことだったのですが、私は13時から18時くらいまでいました。
お茶したりごはんを食べたりスローペースで滞在時間5時間
昼は昼でちゃんと見れて良かったです。
17時過ぎにちょうちんの明かりが灯りだし、とてもいい雰囲気になっており、後ろ髪を引かれる思いで西塘を後にしました。
そのため、15時くらいの明るい時間から夜にかけての観光がおすすめです!

まとめ

西塘は独特の雰囲気でとても良かったです。
観光客は中国人がほとんどで、日本人は見かけませんでした。欧米人を二組見たくらいです。
上海に滞在する方、時間があればぜひ西塘まで足を運んでみてください☆

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