先日の桂林旅行で、復路は吉祥航空に乗ってきました。中国の航空会社といえば、「中国国際航空」「中国南方航空」「中国東方航空」あたりがメインどころ。出張や観光で吉祥航空のフライトを検討しているんだけどどんな感じなの?という方のための搭乗レビューです。
もくじ
吉祥航空の概要
英語表記:Juneyao Air
2レターコード:HO
2006年9月から正式に事業運営を開始。中国では最も機齢の新しい機材を運航しているとのこと。
上海(浦東と虹橋の両方)がハブ空港。
中国国内線
中国国内線は主要都市を網羅しています。
北京、長春、成都、重慶、大連、敦煌、福州、広州、昆明、桂林、青島、武漢、西安、天津、などなど。。。計67都市ほど。
国際線
日本へは下記の都市に乗り入れています。
沖縄、釧路、大阪(関空)、帯広、東京(羽田)、福岡、名古屋、鳥取、札幌
日本以外は、香港、澳門、高雄、台北、ウラジオストク、済州島、襄陽、清州(韓国)、セブ、カリボ(フィリピン)、馬公(台湾)、チェンマイ、シンガポール、セブ、プーケット、バンコク、クラビ、シアヌークビル(カンボジア)、イルクーツクなど。
長距離はヘルシンキ。ヘルシンキに飛んでるとは意外です!
プーケットなどは観光需要ありそうですよね。乗り換えなしで(上海から)行けるのは魅力的。
なぜ吉祥航空を選んだのか?
今回、復路のフライト選びに迷ったのですが。。。この吉祥航空のフライト時間が希望に合致していたのと、さらに他の航空会社はほとんどが上海浦東空港だったのに対し、吉祥航空は上海虹橋空港(自宅から近い)というなんとも絶妙なポイントをついてくる吉祥航空に乗ることにしました。ちょっぴり不安だったけど、これもまあ経験!ということに。
日本間の国際線は他航空会社の運航が多くあるため選択肢がたくさんあります。しかし、中国国内のマイナー路線だと本数が少なく、いい時間帯に吉祥航空しか飛んでいないというのは、私が旅行代理店に勤務していた時から時々あったので以前から知ってはいました。そもそも中国のマイナー路線へ出張に行く日本人は少ないので、ごく稀にです。
私がフライトを手配した時は出発日が近く残席が少なかったこともあり、他の航空会社より若干安いという程度でしたが、基本的にはフルサービスキャリアの中では安いです。
桂林→上海乗ってきました!Review
チェックインカウンターは長蛇の列だったため、機械でチェックイン。そのため、カウンターの対応は不明です。
座席指定は空港についてチェックイン時に行いました。
尚、中国のチェックインの機械は、たいていマイレージナンバーを入力できません。
その日は風が強く天候理由で、定刻から30分ほどの遅延。
座席
機体は小さすぎずの大きさでした。ビジネスクラスも数席あったと思います。
前後のシートの幅は往路で乗った中国国際航空より若干狭く感じたけれど、国内線の2時間半なら許容範囲でした。
今回の座席の質は、新しい感じはしなかったですが、他の中国系航空会社と大きな差はないように感じます。
座席は3-3。モニターなし。
機内誌、クッションあり。
ブランケットは搭乗後に希望者へ配られますが、数に限りがあるので利用したい方は早めの入手をおすすめします。
飛行中の機内の温度は航空会社によって異なりますが、今回の吉祥航空は寒かったです。羽織れるものを持参したほうが良いです。
尚、日曜の夕方発で満席でした。
飲み物
約2時間半のフライトで2回ほど飲み物のサービスあり。オレンジジュース、お水、お茶、サンザシジュースなど。サンザシ(山査子)というのが、中国らしい。
私はオレンジジュースとサンザシジュースを飲んでみましたが、両方美味しくなかったです。サンザシは飲み慣れていなかったからそう感じただけかもしれません。お水が一番でした。炭酸系を普段飲む方は、コーラかスプライトなので味がぶれなくて確実です。
機内食
エコノミークラス機内食はこちら↓
ハムが少しのった麺、パン、マフィン、メロン、という糖質のオンパレード。
写真の左側のボックスは全員に配られるもので、右側のホットミールのみを2種類から選びます。
メニューはないので、口頭で聞きます。
中国語を話せたほうがスムーズです。とはいえ、CAは英語を全く話せないわけではありません。
「ハムと麺」または「牛肉ごはん」。
唯一のたんぱく質のハムが美味しくなかった。
牛肉ごはんは息子が頼んだのを見ましたが、9割ごはんで牛肉は少しという感じでした。
この機内食は、私が乗ったことのある航空会社の中で歴代ワーストを争いますね。。。
いっそのこと、この機内食は廃止にして、せめてもの市販のスナックでも配ったほうがいいと私は思います。
フルサービスの方針でいきたいけど機内食で経費削減したいのでしょうか。。。
スターアライアンスのコネクティングメンバーに!マイルが貯まる!
吉祥航空は、2017年よりスターアライアンスの「コネクティング・メンバー」となりました。
これにより、スターアライアンスへの接続便の利用でラウンジの利用、優先チェックインなどが行えるようです(会員ステータスによる)。
スターアライアンスと提携しているというだけで、少し安心度がアップですね。
さらに、現時点(2019年7月)で下記6社の航空会社とマイレージプログラム(フリークエントフライヤープログラム)の提携を行っており、マイル積算が可能です。
- 全日空
- ユナイテッド航空
- 中国国際航空
- エアカナダ
- シンガポール航空
- エバー航空
※マイレージプログラムの規定は予告なしに変更になる場合があります。
私は今回ANAのマイレージプログラムにwebで事後登録しましたが、4日後にきちんと積算されていました。
まとめ
機内食以外は概ね良好でした。もしまた利用する機会があれば、事前に食事を済ませてから挑みたいです。
中国国内線は、液体物の機内持ち込みに制限がある(国際線と同じ規定)なので、ご注意ください。
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