表題の通りなのですが、、、子供が海外で生活すると、すぐに馴染んで学校が楽しい子、いつまでも馴染めない子、それぞれいると思うんですよ。特に小学校高学年以上から渡航した場合は馴染むのに時間がかかる子の割合が多いと聞きます。
帰国子女の方から話を聞くと、最初の1年は言葉がわからなくてすごく辛かった、2年目で少し余裕が出てきて徐々に話せるようになって馴染んでくるっていうことはよく聞くわけですが。。。本当にそう思えるようになるの?と心配になるくらい、我が家の長男は毎日毎日毎日学校が嫌だと言うわけです。
カナダに来てから半年が経ちました。上記の通り、最初の頃は、英語が聞き取れないし、仕方ない、時間が経つに連れ楽しくなるのを期待しようと思っていたわけですが、英語は少しずつ上達しているものの、学校が楽しいとは思うようになっていません。
いっそのこと転校しようかと何度考えたことか。
今日から小学校は1週間の春休みのため、小学校とは別の団体が主催するスプリングスクールへ行ってきました。
スプリングスクールは、フランス語がないし、サッカーで運動ができるし楽しめるといいなと期待して、、、、そして迎えに行って長男の第一声が「つまらなかった」。
現地校だけならまだしも、スプリングスクールもつまらないの?!
もちろん言語の壁は大きいと思います。
ただし彼の場合は、言語だけが「つまらない・嫌」の原因ではないのです。
例えば(小学校の例も含む)、先生が机の上に座っているのが嫌。
他の子がiPadをどこかに持って行ったのに、僕(息子)が失くしたから弁償してと先生に言われた。結局他の子が持って行ったと分かったのに、先生が謝らなかった。
リセス(長めの休み時間、20分くらい)の時に絶対に外に行かないといけないのが嫌。
クラスの子がつまらないことでからかってくるのが嫌。
等々等々、もうすべてが嫌。
日本のように、学校の中は日本人の先生で周りはほぼ日本人の生徒なら、「日本の常識」のようなものがあるわけです。そりゃ、日本の学校の先生は、机の上には絶対と言っていいほど座らないでしょう。
ipadの件でその先生が謝らなかったのは、さすがの私も憤慨しました。謝ってよ!!と思う。
ところが、こちらの人たちは謝らない人が多いと感じます。その先生は、「悪いのは、他の子が持って行ったことでしょ」と思っているでしょうね。
リセスの時に絶対に外に行かないといけないのが嫌というのは分からなくもないけれど・・・とりあえず行っておけばいいんじゃないの?
クラスの子が言ってくることは、確かにG5の歳の子がいうには日本にはあまりいないような低レベルな内容だね、とは思うけれど、そういう人なんだねと思えば良くない?
ここは日本ではなくて、様々な国で違う文化、教育、家庭環境で育った人が集まっているのです。
息子には、いろんな人がいて、一人ひとり違うんだよ、気にしすぎだよ。
この人はそういう人で、自分は自分って思うようにしないと。
そんなことをいちいち気にしてたら何のプラスにもならないよ。
私だってカナダで生活して嫌なことはあります。メールの返信は遅いし、ミスしても謝らないし、受付の人の5割くらいは態度が異常に偉そうでカチンとくるし。今日もネットスーパーでキウイフルーツを3つ注文したのに、レモンが3つ届いたし。
でも、ま、カナダってこんな感じだよねって思わないとやってられないわけ。
っていうことを何度息子に言ったことか!!!!
「多様性」ってこういうことを言うのでしょうかね。違いを受け入れるというか、柔軟性というか。。。
どうしたらもっと前向きに考えてくれるのだろうか。
カナダに来てから楽しいことが一つもない、と言って泣くこともしばしば。
英語だけならまだしも、フランス語も少しは勉強しないといけないのでストレスは相当あると思う。
でも同じような境遇でも楽しんでいる子はいるわけで、、、性格の違いかな。
う~ん、長男はやっぱり、日本にいたほうが良かったか。
そんなに嫌なら帰ってもいいんだよと言うのだけれど・・・それなのに息子いわく、それはそれでまだ日本には帰りたくないと言うし。
じゃあどうしてまだ日本に帰りたくないのかと聞くと、「まだ英語を話せないから」とのこと。
どうやら学ぶ意欲は少しある模様。。。
最近(いや、カナダに来てからずっと)の悩みの種です。
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