モントリオールはケベック州にあり、カナダの中では唯一のフランス語圏です。
そのため、モントリオールに住んでいる日本人になぜモントリオールに住んでいるの?と聞くと、下記のパターンに当てはまることがほとんどです。
・フランス語圏の国に住んでいたことがある
・大学でフランス語を専攻していた
・国際結婚
・駐在
・移民になりたい
私はどれにも当てはなりません!!
じゃあなぜモントリオールを選んだの?という話ですが・・・「姉が住んでいるから」が最大の理由です。
子連れなので、やっぱり親族がいるのは心強いです。
第二に、親が学生ビザで滞在すると子供の公立の学校の学費が無料になる。
これも大きなポイントです。
ただし、もし姉がいなかったら、学費が無料でもモントリオールには来なかったでしょうね。。。
フランス語圏ですが、フランス語で教える学校と英語で教える学校の両方があり、外国人の子供は英語で教える学校に通うことができます。(フランス語の授業は必ずあります。)
わたしは移民になるつもりはないので、フランス語を学ぶ気はさらさらなかったです。
しかし、長男のフランス語の宿題がさっぱり分からないことと、語学学校の英語のスピーキングの授業が少々ストレスになってきたこともあり、フランス語の基本中の基本くらい抑えておいても損はなかろうよ・・・と思い、フランス語の授業にお試しで変更。
コロナウイルス休校になるまで1か月半フランス語の授業(1日3時間50分)を受けました。
私の当初のフランス語の知識といえば、「メルシー」「ボンジュール」。それから数字を1~10くらい。
全くの初心者!
それが、この一か月半で、基本の「き」くらいは身に着けられました。
具体的には、下記のような感じです。
・動詞約40個(活用も同時に覚える)
・食べ物の名詞100個くらい?
・あいさつフレーズ
・買い物の時に使うフレーズ
・曜日・月など
・その他名詞・代名詞
・基本文法(英語でいう5W1H、There is,,,など)
※時制は現在形と未来形を少し
一か月半でこのボリュームって結構多いと思うんですよ・・・。
実際、1日でも休むとかなり痛手した。
私の時は長男の春休みと次男の発熱でそれぞれ一週間ずつ(計2週間)休んだため、実質1か月しか通わなかったことになります。
1週間休むと、もう本当についていけない。そのため、クラスメイトにノートの写真を送ってもらって家で勉強してました。
既に基本を学んでいる英語と違って、フランス語は全てが分からないので、新鮮でしたね。
何気に以前から知っていた言葉が、フランス語でこういう意味だったのか!!!と再発見するのが面白い。
例えば、クリスチャン・ディオールの「J'adore(ジャドール)」というシャーリーズ・セロンがモデルをしている(誰もが一度は広告を目にしたことがあると思う!)香水。「J'adore」の意味は「大好き」という意味ということはなんとなく聞いたことがあったのですが、「J'」が「私は(主語)」、「adore」が「大好き・熱愛する(動詞)」という意味なのです。私はてっきり、「ジャドール」で一つの単語なのかと思っていました(笑)
そんなこんなでものすごく基本的なフランス語の構造を学べたので、息子のフランス語の授業・宿題の内容を把握することができるようになったのは収穫大でした。
ということで、子連れ(小学生以上)でモントリオールに滞在するなら、フランス語は少しでも身に着けておいたほうがベターです。(←そりゃそうだ)
☆こちらの記事もおすすめです☆